糖類の分析で用いるHPLCの検出器について
糖類の分析には、高速液体クロマトグラフ(HPLC)が広く用いられており、示差屈折率検出器や蛍光検出器などによる分析が可能である。本稿ではHPLCによる糖類の分析例と各検出器の原理について紹介する。
糖類の分析には、高速液体クロマトグラフ(HPLC)が広く用いられており、示差屈折率検出器や蛍光検出器などによる分析が可能である。本稿ではHPLCによる糖類の分析例と各検出器の原理について紹介する。
スーダン色素は、プラスチックや油脂、ワックスなどの着色に用いられる脂溶性の工業用赤色色素であり、アゾ基(-N=N-)を有する芳香族化合物である。スーダンⅠ、スーダンⅡ、スーダンⅢ、スーダンⅣなどがあり、構造は次の通りである。
異物が見つかったとき、「とにかく早く原因を知りたい」、「でも、何から手を付ければよいか分からない」と感じた経験はないでしょうか。実は、異物同定のスピードや精度は、初期確認で得られる情報の質に大きく左右されます。
分析の正しさは感覚ではなく、根拠で示す―ISO/IEC17025入門 一般財団法人 食品分析開発センターSUNATEC FQS(Food Quality Solution)室 …
1984年から1986年にかけて実施された特定研究「食品機能の系統的解析と展開」において、食品の機能は栄養機能を一次機能、感覚機能を二次機能として整理された。さらに、食品には生体調節機能(三次機能)があることが提唱され、三次機能を有する食品は「機能性食品」と定義された。1)
食品分析では、すぐさま検査すべきではあるが、検査が完了するまでに数日を要することが多く、その間、検査結果に影響を与えないよう試料を適切に保管する必要がある。また、検査対象となる食品は多岐にわたるため、それぞれの特性に応じた保管方法を選択しなければならない。さらに、保管中に試料を確実に識別できるようにすることや、外部からのコンタミネーション(汚染)を防止することも重要である。
私たちが摂取する食品には、健康維持に欠かせない栄養素が数多く含まれている。その中でもミネラルは、体の機能を支える重要な成分である。特に鉄は、酸素を運ぶ役割を担い、生命活動に不可欠な元素として知られている。本稿では、鉄の働きや推奨摂取量、そして食品表示基準に基づく分析方法について解説する。
BCAAは、バリン、ロイシン、イソロイシンの3種類のアミノ酸の総称である。これらは構造式(図1参照)に「分岐鎖」を有しているため「分岐鎖アミノ酸(Branched-Chain Amino Acid」と呼ばれ、略してBCAAと表記される。
近年、健康志向の高まりを背景に、食品中に含まれる成分に対する関心が高まっている。アルコール飲料に含まれる「プリン体」もそのひとつであり、尿酸値や痛風との関連から、多くの消費者に意識されている成分である。プリン体が多く含まれる食品を多量に摂取すると痛風発症のリスクが高まることが知られており、『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン』には生活指導の一部として、「1日400mgを目安としたプリン体の摂取制限」が示されている1)。このため、食品中のプリン体含量を正確に把握することは、消費者の健康的な選択に資するとともに、食品関連事業者にとっても製品の差別化を図る上で重要である。
ガラス電極式pHメーターは測定対象の溶液に電極を浸すだけでpHを簡便に測定できる身近なものであるが、なぜpHが測定できるのか、その原理について疑問に思ったことはないだろうか。今回は、その仕組みや注意事項について紹介する。